岸田衿子さんについての思い
ユーちゃんが一歳になる頃に、自分自身の日本語力を向上させるためでもあり、本格的に絵本の読み聞かせをスタートしようと思った。
しかしなかなかうまくいかなかった。
ユーちゃんは自分で本をめくったり遊んだりのは好きだけど、読んであげようとすると全く聞こうとしなかった。
その時私も日本の絵本と言うか、絵本というもの自体にについで何も知らなかったから、どうしたらいいか悩んでた。
そして一歳4ヶ月の頃に、知り合いからいただいたお下がりの中にさく岸田衿子さん、え長新太さんの「ぼーるがころころ」と言うか絵本があった。
試しに読んでみたらまさかユーちゃんがどハマりして、毎日十数回も読ませられた気がする。
「この2人の作品ならユーちゃんが興味を持つかも？」との思いでネットで探したら、「みんなにげた」と「さんぽだいすき」の2冊を購入し、やはりどれもすごく気に入ってくれた。
あれから二年が経ち、今のユーちゃんは絵本が大好きな子となり、よく一人で絵本スペースで黙々と絵本を読んでいる。当初お二人の作品に出会えたのは本当にありがたいとしみじみに思っています。
今回7月号のこどものとも年中版は2005年岸田衿子さんの作品「こんやははなびだいかい」が再販されるということで、どうしても入手したくて、先月15日からいつ予約スタートしてくれるかと毎日Amazonをチェックしてた。そして19日にやっと無事に予約ができてホッとした。
読んでみるとやはり何回も読み返したくなる素敵な絵本でした。
岸田衿子さんの文章は丁寧で素朴だけど、読んでいくうちに描く画面が自然と頭の中で動き出し、鮮明に伝わってくる力があると思います。
しかし調べてみたら、岸田衿子さんは2ヶ月前の4月7日に亡くなられたことが知りました。とってもとっても残念に思います。
たくさん素晴らしい作品本当にありがとうございました。
他の作品も調べて、これからも子供たちとたくさん読もうと思います。
♪今夜の一曲
Damien Rice-Amie
